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2008-08-16 14:43 | カテゴリ:レビュー(児童文学)
ジャンル:本・雑誌 テーマ:今日の一冊
扉のむこうの物語
作・絵:岡田淳

行也のクラスで出た冬休みの特別課題は“自分で課題を決めて取り組む”というもの。想像するのが大好きな行也は「物語を一作品書く」という課題に決める。
さて、どんな作品を書こうか。
お父さんが仕事で小学校に行くといういうからついていく。だって、誰もいない小学校は物語の起こりそうな予感でいっぱいだからだ。使われていない倉庫の中でストーリーを考え出した行也だが、ふとその倉庫に一人の女性が現れる。女性は自分を「ママ」と名乗った――

物語を作る過程の物語、という着想が面白い。倉庫の中で行也が発見した「物語に使えそうなもの」が、彼らの冒険の先々で登場する。自分で作った物語の中に入り込むというのは、執筆する上での作家の想像体験の一つとも考えられるが、「自分の作った世界に入りたい」という作者の願望のようにも思える。「物語が自ら歩き出してしまった」という後半部は、冒険をドラマティックに彩るための演出としてではなく、この時行也が物語を本当の意味で「生み出した」ということを暗示しているのだと思う。
読み終わると、自分の物語を作りたくなってくる。
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