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2008-08-16 01:41 | カテゴリ:レビュー(児童文学)
ジャンル:本・雑誌 テーマ:今日の一冊
もうひとりのぼくも、ぼく
作・絵:岡田淳

~あらすじ~
一人(かずと)は自分の家の裏山である「みわけ山」におかあさんと一緒に登る。なぜみわけ山というのか?「身をわけて、つらい気持ちや身体の方を山に癒してもらう」という言い伝えがあることを聞く一人。
山から帰ろうとした時、ふとヤマモモの木の根元から声が聞こえた。「ほいほい。ぼんやりする子はここにおのこり。さっさとする子は里におかえり」
気がつくと、さっさとおかあさんに付いていく自分が見え、ぼんやりヤマモモの根元に残る一人も、またそこにいた。
なんと、一人は「身分け」されてしまったのだった――


12ページあたりでいきなり不自然に行が下がる。「あれ?印刷ミスかな」と思うが、これは作者のアイディア。下がり段が「ぼんやり一人」の視点、上がり段が「せかせか一人」の視点で物語が進む。当初、怠け者でどうしようもない「ぼんやり」と、時間を無駄なく使う「せかせか」の対比として描かれるが、徐々に「せかせか」している一人が不安定になっていく。一人(かずと)は、「せかせか」も「ぼんやり」も合わせて自分が“一人”になれるんだと、みわけされて気がつく。

いろんな面があって、全部合わせて君なんだよ。

作者のあったかいメッセージだ。
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