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2008-05-13 01:23 | カテゴリ:雑記
ジャンル:日記 テーマ:日記
文芸評論家・斎藤美奈子さんの新刊「本の本(筑摩書房)」の刊行記念トークイベントに参加しました。
インタビュアーは30年間書店で働いている田口久美さん。「書評すること」をキーワードに田口さんが斎藤さんに色々と質問していくのですが・・・お二人とも「読む」ことに関しては大ベテラン同士。内容は「書評と批評の違い」に始まり「アマゾンレビュー」や「ブログ批評」の善し悪しについて、さらにそこから「本の価値と書評の関係」に話が発展し、「書評媒体として何を使うのか」によっても効果や反応が違う、という斎藤さんの体験談に。そして「媒体への意識」を中心に話が進んでいくと、それら書評によって「よく売れた本は何か」という話題に変わり、今度は「本を売る側」である田口さんの経験談から店頭での「ポップ」の持つ効果などが出され、「書店員の意識の変移」という全く予想しなかった方向へと進んでいきました。最後は歴史的な話になり、「読書感想文の意義」まで話し合われることに。密度の濃い1時間30分を過ごせました(笑)
話題はあらゆる方向に延びていきましたが、内容は「書評すること」に繋がっており、一貫していました。何より、さばさばした斎藤さんの物言いと、穏やかにズバッという田口さんのキャッチボールがとても面白かったです。

斎藤さんはこんなことを仰っていました。「読売(新聞の書評)には朝日(新聞の書評)の書き方をしたい。朝日には読売の書き方をしたい。その方が、そこの読者は読んだことがないはずだし」
冗談交じりの表情で仰っていましたが、これは面白いと思いました。
「批評媒体・読者・書き方」などの要素がうまく合致したときに効果はあがる(つまり本が売れる)という話が出ていたので、これはある意味矛盾していると思うのですが、この言葉には「読者に興味を与えてこそ書評なんだ」という斎藤さんの姿勢や、「期待するものを期待通りに書いてなんかやるか」という反骨精神(?)のようなものが伺えて、それが僕には清々しく映りました。
うんうん、これぞ書評魂だ!と一人で納得して、満足して帰ってきました。またお話が聞きたくなるお二人でした。ご馳走様でした!

※斎藤美奈子×田口久美 「書評すること」 は
5月12日19:00~池袋ジュンク堂書店4F喫茶店にて行われたトークイベントです。
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