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2008-03-25 23:13 | カテゴリ:雑記
 今日、山梨県都留市に出かけた。姉が大学卒業なので、アパートを引き上げるからだ。
 引越しの荷造り、積み込みは午前中に大方終わったので、お昼を食べた後少しだけ都留文化大学の周りを散策することにした。
 大学から数百メートル先に、一軒の古書店を発見。思わず入った。

 白髪で恰幅の良いおばちゃんがレジに座っている他、女子大生らしきお客が一人いるだけ。静かだった。結構良い本が揃っており、古書独特の日焼けした紙の臭いが、小さな古書店いっぱいに広がっていて、なんだかドキドキした。
 何冊か買いたくなってしまったのだが、引越しに来たのに荷物を増やしてもしょうがないと諦め、姉のアパートに戻った。

 すべての引越し作業が終了。大家さんに挨拶をしに行くというのでついていく。すると、なんとさっきの古書店だった。先ほどのおばちゃんと仲良さそうに話す姉。
 姉はまだ寄るところがあるらしかったので、僕はその古書店で時間を潰すことにした。
 店内をぶらぶら歩いていると、おばちゃんがニコニコしながら僕に飲み物を持ってきてくれた。
 桃味のホットカルピスだ。

 カルピス1杯だが、おばちゃんのことが一気に好きになってしまったので、色々話をした。
 昔は沢山の学生が足を運んでくれたが、今は見る影もないこと。
 大学で使う本が仕入れても、毎年毎年と変わっていき、同じ本が何冊も溜まってしまったこと。
 息子さんはこの本屋を継ぐ気がなさそうなこと。
 姉が大学4年間、この本屋に、本だけでなく夕飯さえお世話になっていたこと(!)
 最後に、本屋とおばちゃんの家を繋ぐ渡り廊下を見せてもらった。本棚にぎっしりと全集や同じ名前の本が置かれていた。「もう使い道もない本だよ」とカラカラ笑うおばちゃんが印象的だった。

おばちゃんと本
(渡り廊下いっぱいに詰まれた本とおばちゃん)

 結局、本を購入。昭和36年発行、講談社版の「レ・ミゼラブル」(ユゴー)を買った。あの大作が1冊にまとまっている、といえばどれくらいの嵩張り具合かは想像していただけるだろう。とはいえ、講談社版は読んだことがなかったから欲しくてたまらなかったのだ。衝動に負けた!
 どでかい「レ・ミゼラブル」には「1000円」と値札がついていたのに、おばちゃんはそれをとってしまい、なんと500円で売ってくれた。豪快で気前の良いばあちゃんである!
 他にも復刊前の「エルリックサーガ」やケルト神話の本(僕の趣味)が数冊安価で置いてあったが、さすがに「レ・ミゼラブル」を500円で買った後にはこれも買います、とは言えなかった。

 古書店にはあまり足を運んだことがなかったのだが、案外いいもんだと思った。良い買い物ができたし、素敵な人に出会えた。
 ちなみにここのおばちゃん、91歳。後で姉から聞いてびっくりした。
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